ウォーターポンプの修理代が高い!5万円払った私の体験談とアドバイス

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ウォーターポンプのトラブル

ウォーターポンプ修理の体験談をお伝えしたいと思った理由

 私は数年前、愛車のウォーターポンプが壊れて修理をしました。結局は新品に取り換えることになりましたが、部品の確認や、取り付けの工賃、提示された見積もりを見て、どのように判断し、行動すればいいのか、いろいろと考える事がありました。

 私の車は旧いので、少しだけ勝手が違うのかもしれませんが、ウォーターポンプの故障という基本的な部分は同じです。車という道具と付き合って行く以上、避けては通れない故障、今回はウォーターポンプの故障とどのように向き合えばいいのか、いろいろと考える機会となりましたので、皆様にもお伝えしたいと思います。車と皆様との関係はそれぞれだと思いますが、読者の皆様が最善の判断を下すことができるよう、情報を提供いたします。

ウォーターポンプが壊れる前兆

 その症状は突然に現れました。私は片道5キロの車通勤をしていますが、エンジン始動時やアイドリング停止時に、エンジンからキュルキュル音がするようになったのです。早速ネットで調べてみると、この症状の場合、ファンベルトが擦れて音が出ている場合と、ベルトと繋がっている、主にウォーターポンプのベアリングにガタが生じている場合とがある、ということがわかりました。

 家に帰り、ボンネットを開け、エンジンをかけてみましたが、症状は治まっています。しかし、翌朝の始動時に再び大きな音がしたので、ボンネットを開け、ファンベルトに潤滑剤を吹き付けてみました。キュルキュル音はすぐに治まり、安心しました。

 この症状は、その後も数日おきに何度か発生しました。そのたびに同じ方法で処置し、何とかしなければと思いつつ、お金がないのを理由に、ついつい面倒くさくなって、その場をしのいでいました。

とどめをさされる

 私が行っていたのは、対処療法、対処修理で、根本的なベルトの鳴きを修理するものではなかったようです。

 ある朝、会社に向かう最後の信号で、今まで聞いたことのない大きなガラガラ音が突然発生し、ボンネットから白煙が出てきました。エンジンの回転を上げると音が大きくなるので、何とかアクセルの踏み込みを抑えて、這々の体で会社の駐車場に到着しました。

 これが、ベルトのキュルキュル音という症状に対して、きちんと対処しなかった私が刺された「とどめ」でした。見てもらうと、やはりネットで調べた情報通り、「ウォーターポンプの故障、破損」で、新しい部品への取替修理が必要でした。車は走行不能になり、何とかエンジンは大丈夫だったものの、面倒なことになってしまったので、気持ちがとても落ち込みました。

 その後、修理工場に連絡を取り、勤務後の時間を使い、JAFにて工場に搬入。私の車は旧車なので、部品も自分で探さねばなりません。幸い、懇意にしている専門店にウォーターポンプの在庫があったので、それを注文し、工場に直送してもらいました。

部品代+工賃の修理代が…

 とにかく、毎日使っている車ですので、修さなければなりません。修理工場では、「もしかすると、ラジエーター周りを降ろさなきゃならないかもしれないので、そうなると少し工賃がかかってしまいます。でも、何とか費用を抑えることができるように、全力でやってみますね」とのお言葉をいただきました。手配した部品にはガスケットがなかったので、これも製作してもらうことになりました。

 腕のいい修理工場さんで助かりましたが、完成後に電話で取り付け工賃を聞いて、少し驚きました。26,000円と消費税でした。詳細を見ると、ウォーターポンプを固定しているボルト3本の頭が全てもげてしまったようで、一本につき2,000円の工賃が計上されていました。よっぽど大変だったのだと思います。狭いスペースでの特殊作業ですので、素人に真似ができるものではありません。この価格で私は納得しました。

 結局、部品と工賃で約5万円の出費となってしまいました。これをどのように考えたかをお伝えします。

特殊な事情

 私の車は製造から40年以上が経過している、特殊な車です。所有してからも30年以上が経過しており、愛着があります。よっぽどの事がない限り、故障しても修理して乗る覚悟でいます。この、車に対する愛情の深さが、お金をかけてまで修理するか、それとも、こんなに修理代がかかるのなら、売却して次の車に買い換えようと判断するかの別れ目になるでしょう。

ウォーターポンプの故障が呼び水に?

あっちこっちが壊れはじめる兆し

 ウォーターポンプの取替は、車種にもよりますが、工賃がかなりかかる場合があります。この同じ作業をする修理に、タイミングベルトの取替があります。ウォーターポンプの取替をするのなら、同時にタイミングベルトも交換した方が、結局は工賃が安くなる、という理論で、同時にタイミングベルトの修理を持ちかけられる場合もあるでしょう。

修理の目安

 ウォーターポンプの寿命は、10年と言われています。その他の、消耗部品ではない自動車部品も、ある程度の時間が経過してしまうと、取り換えた方がいいというのが、車検制度の下に成り立っている、日本の自動車修理の現実です。

高い工賃

 車は人間のスペース優先で設計されています。作業性がその犠牲になっている事は否定できません。ウォーターポンプを取り換える場合、ミニバンなどの一部車種では、あれもこれもと部品を取り外す必要があり、込み入った作業となります。必然的に工賃も高くなってしまいます。

考えたこと、反省など

 人間の風邪の症状は時間の経過と共に自然と治って行きますが、車の症状は決して自己治癒力で元に戻るものではありません。今回私は、エンジンから聞こえ始めた、ベルトの「きゅるきゅる音」を甘く見てしまい、結果的に、路上でウォーターポンプの故障を引き起こす事になってしまいました。

 「車は人間のように自分では治らない」と考え、少しでも普段と違う症状が出ている場合には、できるだけ早く時間を取って、修理工場に相談することをお勧めします。

 ウォーターポンプの故障は、今後の愛車に対する姿勢を見直すいい機会です。まずはきちんと見積もりを取り、修理にかかる前に、一度、これからの事を考えてみましょう。
 何度か申し上げましたが、ウォーターポンプの故障は、今後も引き続き、悪い部分が出てきてしまう可能性を示唆している場合があります。今回5万円かかったとしても、次に足回り関係が悪くなり、更なる出費が必要となる事もあるのです。それらの出費をするなら、これからかかるであろう費用を前倒しにして頭金にし、ちょっと無理をすれば、故障の少ない、メーカーの保証が付いた、車検が三年の間こない、税金の安い、新車を買うことができるかもしれませんよね。

 また、あなたの車は、中古車の市場で、あなたが思っている以上の価値があるかもしれません。あなたが自分の車を気に入って乗っているということは、他の人も気に入っている、すなわち、市場で人気があるという可能性があります。そして大事なことですが、仮に今、10万円の修理をしたところで、あなたの車の価値、査定価格が10万円上がると言うことは決してなく、これからは下がる一方だということです。

 売る、売らないは二の次でも、一度、自分の車の価値を調べてみることをお勧めします。どの位の価格で売れるかがわかれば、もしかすると、思いがけない新車への頭金への道が開けるかもしれません。

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