ミニバンは広い室内空間とたくさんの人を載せることができる車種として人気があります。
多くの家族が、メインの自家用車としてミニバンを選択しています。
しかし、特にここ最近の猛暑に見られるような暑い状況では、後部座席までエアコンの冷気がしっかり届くのか、また、冷えることによって燃費が悪くなってしまうのではないか?と思う方も多いのではないでしょうか。
こちらでは、ミニバンのリアエアコンの効果や燃費への影響について詳しく解説します。ミニバンの購入を検討している方は、是非最後まで読みすすめてみてくださいね。
リアエアコンの進化と現在の性能
現在、各社が発売するミニバンは、エアコンの性能が飛躍的に向上しています。
特に、後部座席用のエアコンが独立しているタイプでは、前席と同様に冷たい空気がすばやく広がります。
過去のモデルでは「後部座席が冷えにくい」といった問題が散見されましたが、近年のモデルではこうした声も少なくなっています。
この点では、殆ど問題がないと思っていただいていいかと思います。
ポイント
ミニバン選びの際には、後部座席の快適性に直接繋がる、エアコンの性能を確認することが重要です。
口コミや試乗体験なども参考にして、最適な選択をしましょう。
例えば、トヨタ、ヴェルファイアには、このような快適なエアコンが装備されています。(Webカタログより引用)
運転席・助手席に加えて、後席でも左右独立した温度設定が行えるフルオートエアコンを設定。後席の空調を抑制するS-FLOW制御により、快適性と省燃費を両立します。
暖房機能のウィークポイント
エアコンの冷房機能に関してはほぼ問題はないのですが、リアの暖房機能には注意が必要です。
「リアクーラー」として表記されている場合、温風が出ないことがあります。この場合、リアの暖房はシート下からの送風になるなど、車種によって仕様が異なります。寒冷地に住んでいる方や、冬の使用が多い方は、寒冷地仕様のオプションを検討するのが賢明です。
具体的には、トヨタの場合、ノアやヴォクシークラスまでは、標準ではリアに暖房の温風が届くようになっていません。エアコンで涼しくはなりますが、暖房で温かくすることができません。注意点として、 購入前にカタログや販売店で仕様をしっかり確認し、自分の使用環境に合った車を選ぶことが大切です。
この点、もう少し掘り下げてお伝えすると、トヨタはこのようになっている反面、ホンダの車にはfitでもN-Boxにも、リヤを温かくする装置が標準で装備されています。メーカーの考え方の違いが、このような点に表れているのですね。
燃費への影響は?
エアコンを使うと燃費が悪化するのではと心配される方もいますが、実際にはリアエアコンを使っても、燃費への影響はそれほど大きくありません。
むしろ、全体を均等に冷やすことでエアコンの効率が向上し、結果的に燃費への影響を最小限に抑えられる場合もあります。
結論
リアエアコンの使用で燃費が悪くなる、ということはなさそうですね。
燃費を気にする方は、エコドライブを意識しつつ、適切なエアコンの使用を心掛けましょう。
ハイブリッド車や軽自動車の選択肢
今の時代のハイブリッド車や軽自動車は、燃費効率が非常に高く、エアコン使用時の燃費悪化を気にする必要が少なくなっています。
特に軽自動車は税金や保険料も安いため、維持費を抑えたい方には理想的な選択肢です。
先ほどもお伝えしたように、小さなミニバン、ホンダのN-Boxであれば、リヤへの冷房や暖房がきちんとできるようになっています。
大きくて乗りやすい車でも、寒さに凍えながらの乗車では、つらいものがありますよね。
まとめ
ミニバンの後部座席のエアコンをつけているからと言って、格段に燃費が悪くなるものではありません。
今の時代の自動車用エアコンは、格段に進化を遂げており、車種によっては、例えば助手席や後部座席のエアコンをコントロールできる仕様の物もあります。
これらのデュアルエアコンと呼ばれるものは、エバポレーターと呼ばれる冷却装置が2つあるものを言いますが、その装置を動かすコンプレッサーは、車に一つであり、同じです。
結局は、カーエアコンを作動させているなら、前だけだろうが、前プラス後だろうが、燃費はそれほど変わらないと言うことになります。
また、後部座席にも、快適な暖房を利かせたいというニーズをお持ちの方は、注意する必要があります。
リヤのエアコンが冷えるからといって、暖房のあたたかい風も出るとは限りません。
新車であればカタログを、中古車であれば、販売スタッフに、個人売買であればオーナーに、「リヤに暖房のあたたかい風は出るのか」を確認するといいでしょう。
ミニバンのリアエアコンについて理解が深まりましたでしょうか?
ミニバンの購入や買い替えを検討中であれば、ぜひ車の性能や仕様をじっくり確認してから決めることをお勧めします。
今の車がいくらで売れるのかを調べることができます。