車 ウォーターポンプからの水漏れ 修理は必要ですか?いくらかかりますか?
車 ウォーターポンプからの水漏れ 修理は必要ですか?いくらかかりますか?車は調子よく走っている時は気持ちのいいものですが、小さいにせよ、不具合が発生してしまうと、この先どうなってしまうのか、どのような故障が考えられるのか、万が一壊れてしまったらどうなるのか、いくら位の修理費用がかかるのか、とても不安になってしまうものです。毎日通勤で使用しているなら、修理の段取りも必要になります。いざ壊れてしまった時に代車があるのかどうか、様々な心配をするようになってしまうかもしれませんね。特に車のウォーターポンプの場合、その心配は車の修理の中でもかなり大きなものとなります。何故ならウォーターポンプの不具合を放置すると、最悪の場合、路上で突然車が止まってしまうという重大なトラブルに繋がる可能性があるからです。
ウォーターポンプの役割
ウォーターポンプは、車のエンジンに取り付けられている部品です。エンジン内には冷却水、別名LLC(ロングライフクーラント)が循環していますが、この冷却水をエンジンの動力を使って循環させているのがウォーターポンプです。フランジ(ハブ)、ベアリング、シール、インペラー、ボディー本体、という部品で構成されていますが、故障してしまうと、殆どの場合は一式取り替えとなります。これをASSY(アッシー)とか、Assembly(アッセンブリー)とかの言葉で表現します。例えば見積書にウォーターポンプASSYと書かれている場合は、ウォーターポンプの部品一式、ということになります。通常は部品の一つ一つを取り出して修理することはせず、壊れたウォーターポンプをアッセンブリーで取り替えする、一式取り替えるのが常です。
ウォーターポンプが壊れる前兆
私はつい先日、愛車のウォーターポンプが壊れて取り替えをしました。その時の様子をお伝えします。まずはじめに、「ファンベルトの鳴き」という症状が出ました。エンジン回転音に同期して、「きゅるきゅる」という音がし始めました。このきゅるきゅる音は、単なるベルトの擦れの場合と、ウォーターポンプの損傷の前兆である場合があります。私はこの時、ウォーターポンプが損傷しているとは思っておらず、ベルト自体が擦れて音が出ているのだと思い、ベルトの鳴き止め、をベルトに噴射して様子を見ました。通常、ベルトの擦れで「きゅるきゅる音」が出ている場合は、これだけで症状は改善します。私の場合は何度か試しましたが、殆ど症状が良くならないばかりか、段々と音が大きくなってきましたので、そろそろ何かが起こりそうな気配を感じながら、毎日通勤に車を使っていました。その後数週間経過したある日、突然音が大きくなり、ボンネットから湯気が出て、冷却水が漏れている事がわかりました。幸いにも会社から200メートル手前でしたので、駐車場に何とか車を停車し、会社の工場のメカニックに見てもらったところ、ウォーターポンプが壊れているとの事でしたので、JAFを呼び、行きつけの工場まで車を運んでもらい、修理をしました。私の場合はこのように、実際に「気になる症状」が出たのでわかりましたが、ウォーターポンプは場合によっては症状が出ないまま、突然壊れてしまうこともあります。また、車検時に水漏れの跡がわかり、修理、取り替えを勧められる場合や、タイミングベルトを取り替える際に一緒にウォーターポンプを取り替えましょうと、予防整備を提案されることが多い部品です。私たち修理の素人のユーザーとしては、日々の運行前にボンネットを開けて、冷却水のレベルのチェックをすることで、ある程度の状況がわかります。明らかに冷却水のレベルが減っている場合や、突然大きなレベルの変化があった場合などは、修理工場に点検をお願いすることをお勧めします。ウォーターポンプは例えば「バッテリーあがり」などとは全く違うレベルの故障です。突然壊れてしまうと、車は走行不能になります。ほんの少しであれば無理やりの移動もできますが、無理をするとエンジンがオーバーヒートを起こして、エンジン自体が要修理となり、結果として数十万円の修理費用がかかるという状況に発展しかねません。このことからも、車検をする工場では、特に予防整備として、ウォーターポンプの取り替えを奨励します。少しでもウォーターポンプに漏れの前兆や、冷却水の水漏れの跡が確認された場合は、取り替えを提案されます。
車のウォーターポンプはどの位持つ部品なのか?
車のウォーターポンプは、通常10万キロは持つように作られています。10万キロ以上走行すれば壊れるというものではありませんが、一つの目安として10万キロ走行という数字があります。ちなみに私の車の走行距離は21万キロでしたので、奨励走行距離の二倍は大丈夫だったということになります。また、車によってはエンジン内部にタイミングベルトという部品があり、タイミングベルトも10万キロを目安に取り替えが奨励されていますので、タイミングベルト交換と、ウォーターポンプの交換をセットで行いましょう、と、提案される場合も多くあります。「ぼったくり」などと言われる事がありますが、決してそんなことはありません。きちんと説明して、その必要性を説明してくれる整備工場に感謝しましょう。
取り替えるかどうか?
新車で購入し、購入から3年以内、2万キロも走っていないのに、ウォーターポンプが壊れた、というのなら、それは初期不良である可能性があります。軽自動車なら新車登録から三年、普通自動車なら五年間は保証期間内である場合が殆どですので、このように新車登録から間もない、あるいは走行距離が少ない場合は、ディーラーに相談されることをお勧めします。保証で修理できる場合もあります。新車保証の期間を過ぎてしまうと、全ては自分で判断しなければなりません。少しでもおかしいと思ったら、まずは症状を確認し、このまま様子を見てもいいのか、壊れる可能性はないのか、仮に修理するとなればいくらかかるのか、修理の期間はどの位か、代車はあるのか、などなど、細かい点を確認してみましょう。
車のウォーターポンプ取り替えにはいくらの費用がかかるのか?
私の車は昭和53年式のポンコツなので少し特殊ですが、参考までにお伝えします。何とか新品の部品があり、これが約2万円、修理取り付けは、車が古いために固定しているボルトが三本とも折れてしまい、このリカバリーに一本2千円かかってしまい、工賃総額が2万円、合計で約4万円かかりました。大まかな目安としては、車のウォーターポンプ本体は約1万円、冷却水も同時に抜き、新しいものを入れますので、これが約5千円、プラス工賃になります。ディーラーと一般工場とで工賃は若干の違いがありますし、車種によってもエンジンの構造が違うため工賃は違ってきます。工賃例ですが、例えばトヨタカローラなら約1万2千円、日産マーチなら約2万円、スバルレガシィは構造が特殊なために工賃が高く、約3万7千円、が一つの目安です。総額では、トヨタカローラなら約2万7千円、日産マーチなら3万5千円、スバルレガシィなら5万2千円、となります。これはあくまでも目安であって、部品調達の方法や各工場によって工賃設定に違いがありますので、詳しくは工場に確認してみて下さい。
ご提案
ウォーターポンプを取り替えた方がいいかもしれませんよ、との提案は、一つの車の劣化の目安かもしれません。例え今回気になるウォーターポンプを修理したとしても、その後エアコンやタイミングベルトなど、他の箇所が徐々に壊れてきて、更なる修理費用が発生する可能性は否定できません。あなたの車が今、いくら位で売れるか、一度調べてみるいい機会かもしれません。今は日本の中古車を海外のバイヤーが日本で買い付けて、外国に輸出する業者が増えており、中古車業界は賑わいを見せています。古いとか、走行距離が走っているとか、傷だらけだとか、海外に輸出される車に関して、そのような神経質な見方は全く不要です。輸出できる車種や年式のリストにマッチすれば、あなたの車は思った以上の価格が付く場合があります。こちらの一括査定サイトでは、あなたの車と同じ車が今現在、中古車のオークションではどの位の価格で取引されているのかを知ることができます。見方を変えると、いくらかの価格が出てきた、落札実績があるという事は、あなたの車にまだまだ価値があるという証拠です。調べる方法は簡単です。一括査定のサイトに、あなたの車の情報、車名、車種、年式、走行距離を入力してみて下さい。すぐにオークションでの落札相場が表示されます。このデータを元に、一括査定を利用して、複数の業者に競わせることで、あなたの車は更に価格が上がって行く仕組みです。ぜひ一度ご覧になってみて下さい。修理費用をかけずに、車検の長い、修理の必要のない新車に乗れるかもしれません。
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