車検の見積もりが高いとお嘆きの方へ

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独自の制度

 日本には車検という制度があります。私達日本人は免疫ができていますので、この制度について何も感じることはありませんが、海外の人から見るなら、この車検はかなり驚きの仕組みです。

 カナダ人の友人と、よく話をするのですが、私がしょっちゅう車検の話をするので、この仕組みは大変だ、日本で車を維持するのは大変だ、と言っていました。

 通常カナダでは、車は旧くなったり、オーナーが代わったり、故障した際に整備をするそうです。大抵の国がそうです。

 一方で日本はどうでしょう。定期的に車を整備することで車の故障をあらかじめ防止する「車検」という仕組みが整備されており、この仕組みに賛同できなければ、(車検を通すお金がなければ) 車に乗り続けることができません。

 現代の車は部品の質も向上しており、例えば新車から乗りはじめて、一回目の車検などの場合は、殆ど悪いところはありません。この車でも日本は独自の車検制度に則り、高い車検整備代を支払わなければなりません。

10万キロの車の維持費

 私は先日、この葛藤の中車検を受けました。車は平成15年式、走行距離は10万キロを超えました。

 私は車を自分で整備するのが好きで、今回は足回りを中心に自分で部品を取り換えたのですが、それでも追加整備が2万ほどあり、総額で10万円の出費となりました。

 今は調子よく走っていますが、10万キロを超えると、例えばエアコンのコンプレッサーとか、車種によってはタイミングベルトとか、付随してウォーターポンプとか、足回りのベアリングとか、様々な箇所に不具合が発生する可能性が高くなってきます。

 今回は2万円の追加整備で済みましたが、次回はどうなってしまうのか、考えると怖くなってきます。

新車のメリット

 私は今まで、新車を買い、長い間大事に乗り続けることが重要だと思い、実際にそうして来ました。しかし、この考えは倫理的には正しいのかもしれませんが、日本国内で車を維持して行かなければならない現実を考えたとき、時代にそぐわないなと思っています。

 実際に、平成15年式の車は、新車時よりも自動車税が高くなっています。車検時の重量税も高くなります。旧い車よりも、新しい車の方が環境に優しいとの国の見解があり、その考えに沿って税額が決められています。

 私は車検を受けるにあたって、何度か新車に買い換えたいなと思っていました。しかし、生活費もままならない現実があり、なかなか新車を買うことが難しいという現実があります。

 新車を買えば、メーカーの保証が付いてきます。私が今、ビクビクしているのは、エアコンの故障ですが、仮に新車であれば、エアコンが故障しても、保証で直してもらうことができます。

 新車は、登録から3年間、車検がありません。私のもう一台の愛車であるランドクルーザーなどは、毎年車検ですが、これに比べると、何と優遇されているのでしょう、ということになります。

 新車は、自動車税や自動車保険など、各種費用が安く設定されている場合があります。また、燃費も良くなっているので、総合的に見て、維持費がかなり安くなります。

 しかし、買うことができません。

新しい新車購入の形があるみたい

 ディーラーのホームページを見てみると、残価設定プランという仕組みがあることを発見しました。この仕組みは、新車を買う際に、あらかじめ3年後、5年後の車の価値を設定し、残りの分をクレジットで支払う、というものです。

 今までは、いくらかの頭金を入れてクレジットを組む必要がありましたが、この買い方だと、どうしてもまとまった頭金が必要になります。

 残価設定プランなら、頭金をそれ程入れる必要はなく、あらかじめ設定された3年後、5年後の車の価格を、買うべき車の総額から引き、残りの部分をクレジットで支払うという仕組みなので、比較的簡単に新車に乗ることができます。

 3年、5年、と、決められた期間乗った後は、新しく次の新車に買い換える、ディーラーに車を返す、残価に対してクレジットを組み直し、自分の物とする、という3つの選択肢から選ぶことができます。上手に使えば、いつも新車に乗っていることができます。

 今は車検を取ったばかりなので、もう少ししたら、残価設定プランを検討してみたいなぁと考えています。また、レポートします。

今のあなたの車の価値を知ろう

 デイーラーで下取り査定をすると、殆ど価格が付かない場合があります。自動車ディーラーの査定というものは、ほとんど年式で価格が決まってしまいますので、必然的に一定年数が経過した車は価格がゼロになります。そうですよね、いつまでも高い値段がついてしまうなら、新車に買い換えてもらうことができませんから。

 一方で、中古車市場には相場が存在します。旧い車でも価値が認められていたり、そうではなくても部品取りとして、何万円もの価格が付く場合もあります。また、日本の中古車は、車検制度があることから世界から見ても程度がいいと有名で、世界各国へと輸出されている現実があります。

 また、登録から25年が経過すると、アメリカに輸出しやすくなるという仕組みもあり、この制度もまた、日本の中古車を海外へ広める要因の一つとなっています。

 これら全ては、中古車の相場と言われるもので、専門の業者達や海外のバイヤーは日々、良質の日本の中古車を探し回っています。

 こちらのサイトでは、あなたの車の情報を入力するだけで、中古車市場でのあなたの車の相場を知ることができます。少しでも価格が付くのなら、脈があるということになりますね。買い叩かれないように、複数の業者で競わせて、最終的に価格を決めましょう、という仕組みです。審査をクリアしている、きちんとした業者のみが参加している制度ですので、安心してご利用いただけます。

⇒ ナビクル車査定

楽天が見張っている!

 また、車検を取るにしても、工場は予防整備を提案してくれている可能性もあります。予算が厳しいのであれば、ニーズに合わせて必要箇所のみを整備してくれる業者さんを探してみることもできます。こちらは楽天ブランドの車検整備のシステムですが、楽天が監視していることにより、工場側もきちんとした対応で、きちんとした整備をしてくれると評判です。是非、こちらもご覧下さい。

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